2006年01月03日
ビジネスと笑い
チャーリーチャップリンは、権威のあるものを笑いに変えましたよね。
たとえば、ヒトラーをからかった、有名な映画「独裁者」。
これは、チャップリンがユダヤ人だったから・・・。
アメリカのハリウッド映画って、知ってますよね。もちろん。
アメリカのコメディアンの80%以上がユダヤ人らしいんですよ。
たとえば、
ウディ・アレンさん。ジャック・ベニーさん。ジェニー・ルイスさんたちです。
なんでかわかります?
「コメディは、ユダヤ人の家内工業」って言われているからです。
チャップリンの「独裁者」
これは、古い伝統の「ピュリム・シュピル」から来ているんですよ。
お祝いの行事で、コメディ劇ですね。
いま、日本でも漫才とは違った、寸劇っぽいコメディが受けています。
それと同じですね。
有名な話では、
学校の生徒さん達が、クラスごとに自分達の教室で
「ピュリム・シュピル」(コメディー劇)を上演していたんですね。
典型的なのは、
生徒が、先生を主人公にしたて、先生と同じひげや、めがねなんかを見に付け、歩き方やら、話しかたを、デフォルメしたものまね劇です。
たとえば、
その先生が、バナナが大好物なら、その食べ方を、大げさに、面白おかしく演じるんですね。
それに、間が抜けた、セリフをいうんです。
そのときは、モデルになった、先生も、ゆかいに大笑いするんです。
昔の日本じゃ、斬られますね。
って、まだ読んでくれてます?
以前の仕事のとき、3000人の前で、発表したことがあるんですね。発表する人が、急にこられなくなったもんで、代役です。
事前の打ち合わせも何もなく、ただ、これをもって、読んでくれればいいからっていわれたんですね。
で、わたしの番は、5番目です。
前の人の発表を聞いて、聴衆者(幹部クラス)が質問しているわけです。
コむつかしいことを。
こりゃ、ヤバイって思ったわけですよ。
だって、代理人ですよ。質問されたって、答えられませんよね。当然。
で、
わたしの番です。
開口1番、なんていったと思います。
会場3000人のみんなの、緊張感が伝わってくるんですよ。
ドカ〜ん。ってね。
「え〜。。 発表の前に、ひとつだけ、約束してください」
って、人差し指を高く上げ。
会場。。シ〜ン。物音ひとつあるません。
幹部クラスの人たちへ視線を向けて・・・。
「つっこんだ質問は、無しでお願いします。」
会場3000人「ドカ〜ン」って、大笑いです。
幹部クラスも笑っていました。
わたしゃ、笑わすつもりは、全然なかったんですね。
でも、みんなが、そう思っていたんでしょうね。きっと。
こっちは、汗タラタラですよ。なんせ、必死で、心臓バクバクですから。ね。
で、終わって、幹部クラスに呼ばれるんですよ。
ヤバイ、って思いますよね。
「今度の発表も、君、頼むよ」
じょ、じょ〜ダンじゃない。ヤメテくれ〜。。
って、思いながらも、引き受けたんですね。
でも、もうなくなったんです。その発表会。
こういう、緊張した、まじめな発表会でも、笑いは必要ですよね。
でも、なかには「お前、ここをなんと考える」って、
あたまガチンコ人も、いらっしゃいましたよ。